こんにちは。都築です。
家造りで最も重要なポイントが住宅ローンです。
そして、特に土地探しからの家造りを希望する人にとっては、大きなハードルともいえます。
住宅関連の書籍には、住宅ローンについて定番のアドバイスとして、「無理のない返済計画に基づいた借り入れ総額を設定しなさい」ということが書いてあります。
しかし、これをそのまま鵜呑みにしてはいけません。
これは、なにも無理をして「借りられるだけ借りてしまえ」と言っているのではありませんので心配しないで下さいね。
ただ、土地探しからの家造りには、住宅ローンの仕組みを考慮した計画の立て方があるということを知ってもらいたいのです。

住宅ローンの仕組み
まず、住宅ローンの原則ですが、「自らの居住の為」ということが大前提になっていますので、居住の為には、土地だけでなく、建物が必要であるということはお分かりだと思います。
ここがポイントです。
つまり、土地だけの融資はできないということです。
ですから、土地契約の売買契約を行い、住宅ローンの申し込みを行う場合には、その時の添付資料として、建設業者の図面と見積もりが必要となるのです。
家を建てるための土地取得であることを証明しなければいけないのです。
そして、当たり前のことですが、その土地の敷地図面に法規上クリアした建物でなければいけないことは言うまでもありません。
この認識を甘く考えていると、後々多くのトラブルが生じることになります。
住宅ローンは、借りる人の信用状況と土地と建物の評価額で設定されます。そして、本審査で一度融資決定がされたものは、後では増額できないのです。
もう一度言います。借り入れ限度額に余裕を持っていたとしても、後では増額できないのです。
増額が必要な場合は、住宅ローン全体を最初から組みなおさなければいけないので、土地の決済が済んでしまったら、建築費用の予算オーバーをローンで補うことは不可能となってしまうのです。
では、用意周到に建築のプランと見積もりを用意しておけばいいのでしょうか?
次回につづく。