こんにちは! 都築建築の代表取締役 都築大輔です。
今回は都築建築の家づくりについてお話したいと思います。
建築の知識がある人が、都築建築の家づくりを見ると「こんなことまでやってるの!?」「やり過ぎなくらいやるね」と言われることがあります。
それは、誉め言葉として言っていただくのですが、僕はこの「やり過ぎ」と言われることを「やり過ぎ」だとは思っていません。
逆に、ここまでのことをしなければ「いい家」「丈夫な家」とは言えないと思っています。
その、こことは何か、皆さんに知ってもらいたいなと思って、いくつかのカテゴリーに分けてみました。
それをこれからひとカテゴリーずつ、ブログで紹介していきたいなと思っています。
最初のカテゴリーは『基礎』です。
建築基準法で定められている基礎は、コンクリート造にして、何㎜以上の鉄筋をどれだけ入れなさいというような構造計算の基準が設けられています。
ただ、細かく構造計算・検討をしなさいとは定められていないので、基礎を自社でしっかりと計算・検討をしている工務店は少ないのではないかなと思っています。

基礎写真

基礎配筋写真
けれども、基礎の検討をしたものと、していないものでは、建物の強さは違ってきます。
家は基礎の上に柱や梁、壁などを組み上げて造られますよね。
だから基礎がしっかりとしていなければ、それより上の構造をいくら強くしても、「丈夫な家」とは言えません。
僕が何度もホームページ上で謳っている「許容応力度計算」では、基礎のどの部分に鉄筋がどれだけ必要なのか、細かく計算されます。
そのため、よりしっかりと家を支えられる基礎の検討が可能です。
それ以外でも、例えば、床下の点検のために欠かせない人通口は、構造的に弱くなってしまうので、それをどこに配置すべきか検討するのも、重要です。
また、コンクリート自体の強度も検討するポイントになります。
コンクリート強度は耐震強度だけでなく、耐久年数にも影響します。
一般的にコンクリート強度を21N/㎟としているところが多いかと思われます。
しかし、おおよそ60年壊れない基礎にするためには24N/㎟が必要とされています。
そこで都築建築では、そのどちらも考慮してコンクリート強度27N/㎟を標準として、基礎設計をしています。
お客様は、あまり基礎の内部を目にすこともないですし、分かりづらいところでもあるかもしれませんが、「丈夫な家」の基本は基礎の設計からなんです!
だからお客様に少しでも気にかけてもらえたらなと思います。