こんにちは!都築です。
コロナの影響で様変わりした生活様式。
その代表的なものが、「tele = 離れた所」と「work = 働く」をあわせた造語である「テレワーク」という形態ですね。
その中でも、とくに在宅勤務という、自宅で仕事をするスタイルが、今後の家づくり計画に欠かせないキーワードとなってくるでしょう。
そこで今回は、これから家を建てる方のために、「テレワークと窓」の関係について考えたいと思います。

まず、上の写真のように窓のない専用スペース。
窓がないということは、明るさの変化による時間の経過を感じられない場所ということになります。
仕事の効率を考えると集中できそうな感じではありますが、集中しすぎるがゆえに座りっぱなしになり、健康にはよくありません。
また、太陽の光を感じることは、体のリズムにも影響を与えることになりますので、健康の面から考えれば、テレワークスペースにも、できる限り、窓を設けたほうがいいでしょう。
では、窓を配置するとなると、どこに(どの向きに)配置するのがいいのでしょうか?
これは、部屋の配置にも関係しますが、結論から言うと北窓の活用がおすすめです。
家づくりを計画する場合、一番重要視する窓は、南側の窓です。
家の中に、明るさと暖かさをもたらす窓です。
でも、これがテレワークのスペースだとしたら、その場所に配置するのは、ちょっともったいない気がします。
また、テレワークの場合、パソコンを使うことになりますが、あまり明るすぎるところだと、モニター画面が見えずらくなってしまいます。
そのため、せっかくの南窓のポジションなのに、日中は遮光カーテンなどで塞いで使うことになってしまうのです。
東、西窓も朝日、夕日がきつく、それぞれ午前、午後と条件が変わりますので、日中を通しての仕事では、半分の時間を塞がなければならなくなります。
北窓の場合、家づくりでの欠点と言われる「直射日光が差し込まない」という特徴が逆にプラスの要素となります。
北窓の光は、光として考えれば、他の位置の窓と大差はありません。
そして、一日を通して落ち着きがあり、安定感があります。
つまり、明るさを犠牲にせずに、モニター画面が見ずらくなる時間帯もなく、集中しやすい場を作れるということです。
また、下の画像のように、外の借景を活かせるなら、こんなピクチャーウィンドウのあるワークスペースにもなるのです。
いい気分転換ができますね!

さらに、間取りを考えるとき、北窓=北側の部屋となる場合が多いので、家づくりでデッドスペースとなりがちな、北側の有効利用にもなるというメリットもあります。
いかがでしたでしょうか?
マンションや分譲住宅では選ぶことができない、「窓の大きさや配置」。
注文住宅なら、その場所の目的に合わせて自由に計画することができます。
都築建築では、個別相談や設計打合せ等については、ZOOMによるオンラインでも対応しております。
新しい生活様式=在宅勤務を見据えた家づくりをお考えの方は、まだまだ色々なアイディアをご提案できますので、ぜひ、お気軽にご相談ください。
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